今回は「example.jp」のようなドメインを使ってどのようにインターネットで通信しているのかをお話します。
目次
DNSとは
コンピュータ通信はIPアドレス(IPv4では特別のものを除き 0.0.0.0~255.255.255.255までの
42億9,496万7,296通り)「.(ドット)」で区切られた数値でコンピュータ同士と通信しておりコンテンツ毎に対象のIPアドレスを覚えておくことがたいへん不便なため「example.jp」のような判りやすい文字列とIPアドレスとを紐づけるインターネットを支える大切な仕組みです。
インターネットの接続は電話と似ている
昨今、電話といえば携帯電話やスマホで電話をかけることが多いと思います。
昔のアナログ時代は、よくかける電話番号の5,6か所は最低暗記していたものです。
然しながら、現在では手持ちの携帯電話やスマホで相手に電話をかける際どのような行動をとりますか?
多くの方は、携帯電話やスマホに登録している電話帳からかけると思います。
インターネット通信も同じでコンテンツ毎に目的のIPアドレスを暗記するなど不可能です。
そこで世界共通の電話帳としてDNSが使われています。
ドメインとは
ドメインは大文字・小文字の区別がなく「example.jp」のようなドットで区切られた文字列で世界共通で使われるために必ずユニークな文字列である必要があります。
最近では日本語ドメインも対応していますが、世界共通で使われるため英数字で登録することが望ましい。
ドメイン登録ができるルールとして半角英数と「-」の記号でハイフンは最初と最後そして3文字目と4文字目には使えません。
そして登録できる文字数は3~63文字でどうしても日本語で登録する場合は
1~15文字程度となります。
ドメインの区切り文字である「. (ドット)」ってな~に?
正式なドメイン名は「example.jp.」のように最後にも「.」が付いており通常のWebやメールでのアクセスには省略することが可能です。
「.」はDNSサーバの意味で「.」の前の文字列を管理しているDNSサーバです。
ドメイン検索する際は一番最後の「. (ルートDNS)」から順番に問い合わせます。
ルートDNSとは世界に13台しか存在せず「jp」「net」「com」など一番最後の文字列であるトップレベルドメインを管理しているサーバで順番に辿っていき目的のIPアドレスを引き出します。
このようにDNSが存在しないと目的のコンテンツに辿り着けない重要な役割なのです。
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